Adobe AIR開発環境構築 (2)

前回のエントリ
http://d.hatena.ne.jp/xorphitus/20100504/1272989536
にて、HTML + JSベースのAIRアプリ作成に失敗したという話をしたのですが、一歩前進したのでメモ。

http://help.adobe.com/ja_JP/AIR/1.1/devappshtml/WS5b3ccc516d4fbf351e63e3d118666ade46-7ecc.html
を参考に、HelloWorld-app.xmlとHelloWorld.mxmlを作成しました。
で、adlコマンドで実行してみたところ

Error: HTMLLoader failed to initialize
at flash.html::HTMLLoader/initHTMLEngine()
at flash.html::HTMLLoader()
Application crashed with an unhandled SIGSEGV
Crashlog has been dumped in /tmp/airCrashLogs/0505_0003_qT4lFr

この件、上記エントリのようなパターンのみならず、ASなりmxmlでHTMLLoaderを使うと必ず発生するようです。

さて解決方法ですが、結論からいうと

#yaourt -S lib32-libpng12

にて、HTMLLoaderの初期化に失敗することはなくなりました。
相変わらずその後のSIGSEGVは出るんですけどね。

'/system/proxy/mode' に何も値が設定されていません
Application crashed with an unhandled SIGSEGV
Crashlog has been dumped in /tmp/airCrashLogs/0512_2305_EVhdxH

エラーの内容がちょっと変わってますね。
/system/proxy/mode、というか/systemなどというパスは存在してないです。

さて蛇足ですが、解決の糸口をどのようにつかんだかという話を軽く。
このエラーメッセージでググっても、出てくる情報が非常に少なくて結構困りました。
ちなみにトップに出てくるのは自分の前回エントリだというw
Arch Linuxのフォーラム
http://forum.arch-linux.pl/viewtopic.php?id=6779
にフランス語で何かこんな話がされてるので、後はGoogle翻訳の力を使いつつクリアって感じでした。
(冷静に見ると訳がなくても気合で何とかなりそうな感じはしますが)

ところで
http://kb2.adobe.com/jp/cps/235/235110.html
によると、Linux版Adobe AIR1.5を動作させるのに必要なパッケージ一覧が載っており、この中に上記ライブラリも含まれていました。
もし今だに出てくるSIGSEGVがパッケージ不足によるものであれば、インストールを要するものを上記サイトから洗い出して解決できるかもしれませんね。