wxWidgetsによる開発環境準備
・GUIアプリ作りたい
・C++書きたい
・クロスプラットフォームがいい
というわけで、今回はwxWidgets導入編です。
そのうちQt編もやるかもしれません。
とりあえずwxWidgetsのソースファイルを落としてきました。
http://www.wxwindows.org/
にて、wxGTK-2.8.10.tar.gz (この記事を執筆した時点での最新の安定版)をダウンロード。
$tar zxvf wxGTK-2.8.10.tar.gz
$cd wxGTK-2.8.10
$./configure
$make
と、ここで
error: using typedef-name 'GSocket' after 'class'
(・3・)アルェー?
こんな時はとりあえずGoogle先生。
どうやら既知の問題らしく、glib 2.21を使用していると発生するとのことです。
参考
http://bkclass.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/11/ubuntu_910wxgtk.html
http://d.hatena.ne.jp/ottu/20091127/1259339204
上記リンク先に習い、ソースコードの修正をしました。
src/gtk/gsockgtk.cppに、マクロを2行追加。
#include "wx/wxprec.h"
#if wxUSE_SOCKETS
#include
#include
#include#define GSocket GlibGSocket // この行を追加
#include
#include
#undef GSocket // この行も追加#include "wx/gsocket.h"
#include "wx/unix/gsockunx.h"
今度こそ!
$make
はい、成功。
さてこの様にソースからパッケージを入れた場合ですが、管理が面倒になるのでpacoを使ってみました。
make installで入れるパッケージの管理ツールです。
aptやrpmやdpkgやyumやpacmanに一歩近づきます。
参考
http://d.hatena.ne.jp/rx7/20081011/p2
#yaourt -S paco
にてpaco導入。
そして、wxGTKをmakeしたディレクトリにて
#paco -D make install
これでひとまず完了。