Arch Linux設定 (1)
これまで自宅PCにはLinux Mintを入れてましたが、マザボとCPUとメモリとハードディスクを貰ったので、これを機にハードもOSも一新することにしました。
自分は、Mintを入れていても結局は軽量なWMを使ってしまい、デフォルトの至れり尽くせりなデスクトップ環境はスルーしてしまう人種です。
だったら最初から軽くいこうかと思い、その欲求を満たしてくれるディストリビューションを調査しました。
FluxbuntuやCrunchBangなども考えましたが、元となっているUbuntuが流行りすぎているのでそこから離れようかなと。
で、いろいろ考えた結果、Arch Linuxを入れてみることとしました。
OSのインストール
http://www.archlinux.org/download/
からトレントファイルを拾ってきてisoイメージを落としました。
Athron 64 X2(貰い物)なので、x86_64をチョイス。
CDに焼いて、そのCDからブート。
ユーザ名archでログインし、
$su
#/arch/setup
にてインストーラ起動。
インストーラに従って順次設定。ここは割と適当で。
パーティションは
/boot 100MByte
/ 20GByte
swap 4GByte
/home 残り全部。230GByteくらい
/usr/localくらいは切るべきか迷いましたが、とくに必要はないかなと。
事前準備
これからpacmanでパッケージを入れていくために/etc/pacman.d/mirrorlistを編集し、国内のレポジトリを有効にしました。
#vi /etc/pacman.d/mirrorlist
にて山形大学のミラーサーバのコメントアウトを外しました。
# Japan
Server = ftp://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/archlinux/$repo/os/x86_64
Server = http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/archlinux/$repo/os/x86_64
そしてレポジトリとのデータベース同期。
#pacman -Sy
それから、GUIの設定が完了する前に問題が発生した場合に解決方法を調べられるようにするために
にてテキストブラウザをインストールしておきました。
Xの導入
ドライバ導入と、xorg.confの自動設定。
nvidia-xconfigコマンドにて適切な/etc/X11/xorg.confを生成・上書きしてくれます。
ついでにグラフィック周りのGUI設定ツールも入れておきます。
#pacman -S nvida-settings
でもってXを起動。
$startx
・・・ところが失敗。
kernelのモジュールが入ってないとか何とか言われてしまいました。
何気なく
としたら、何やら大量に依存関係にあるパッケージをインストールし出し、その中にkernel-headerの文字を確認したので導入してみました。
そして再起動。
#reboot
その後再び
$startx
来た!!
あれ?
マウスはおろかキーボードも効かない・・・
でGoogle先生に質問してみたところ、入力デバイス周りの設定をしていないのが原因の様子。
によって必要なパッケージを導入。
halが入力デバイスの自動検知をしてくれるとのこと。
そして/etc/X11/xorg.confのSection "InputDefice"を編集。
Section "InputDevice"
Identifier "Mouse0"
Driver "mouse"
Option "Protocol" "auto"
Option "Device" "/dev/input/mice"
EndSection
Optionを2丁追加で。
この時点でstartxするも、やはり入力が効きませんでした。
halが動いていないとか?と思ったらビンゴ。
/etc/rc.dの下にhalがいたので、起動時にhalのデーモンが上がるのだろうと勝手に思っていましたが、これが間違いでした。
起動時に立ち上げたいデーモンは/etc/rc.confに記述しなければならないらしい。
これがArch仕様なんですね。
この設定ファイルの最下部のDAEMONSの右辺値にdbusとhalを追加。
DAEMONS=(syslog-ng network netfs crond dbus hal)
ここで再起動してstartx。
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やっとキーボードとマウスの入力を受け付けてくれました。
これでひとまず完了です。