IT勉強会「レバレッジリーディング on the Web」開催

実は9月末の話になるんですが、IT知識があまりないビジネスパーソンを対象とし、「インターネットからの効率的な情報収集法」というテーマで勉強会を開催いたしました。
勉強会の宣伝文句中に

勝間和代さんや本田直之さんも活用している、「RSSリーダー」というツールの使い方を中心に、どの様に情報を取得するか、また、取得した情報をどの様にメモしておくか、といった内容をお伝えします。

などと著名な方の名前を出して、虎の威を借りてみたファンタスティックな企画です。

講義内容のメインはRSSリーダーというものの存在を知ってもらうこと

上述の宣伝文句にある通りです。
RSSリーダーを使うことで多量にあるWeb上の情報から必要なものだけを効率よく拾えるようになると知ってもらおうと。
また、Googleのブログ検索やSBMの存在を伝え、購読フィードの探し先として活用法できることや、さらにオマケとして、Evernoteを使って読んだ記事をクリップしたりメモを取ることも取り上げてみました。


Evernoteに関して言うと、説明に割けた時間はほとんどありませんでした。
まあ、受講者はIT知識があまりない方々でしたしあまり詰め込みすぎると混乱するでしょうから、ちょうどよかったのかもしれません。
それでもなぜ複数のWebサービスを紹介したかというと、これらを合わせて使うことで非常に便利な情報収集の仕組みが作れるからです。
僕自身が、はてブやdeliciousのフィードをGoogle Readerで購読し、気になったものにスターを付け他は読まずに既読化。スターのあるものを読んで気に入ったらEvernoteでクリップ、というスタイルをとっているのですが、こうやって組み合わせると1+1+1=3どころか、4、5、いや6以上の利便性を発揮すると思うんです。
受講者の方々はこういったツールの連携による便利システムの作成など考えてはいないでしょうから、是非とも伝えたいなあと。
結局そこまではできませんでしたが。

開催場所はPCの使えるレンタル会議スペース

受講者には実際にPCを使ってGoogleとはてなのアカウントをとり、Google Readerで遊んでもらいました。
この講義スタイルをとった理由は2点。
1点目は、口頭だけではきっと理解しづらいに違いないと思い、演習も兼ねて実際に操作をしてもらおうと思ったこと。
2点目は、講義の中で僕がフォローしつつGoogle Readerの設定をしてもらい、家に帰ったら早速講義内容を実践できる状態になっていてもらおうと思ったことです。
PCが得意でない方ほど設定というフェーズが面倒になるでしょうから、講義中に済ませてしまえばいいやと。

受講料は場所代のみ

つまり僕は黒字になりません。金銭的な利益は一切求めてないので。

この勉強会の開催に踏みきった理由

それは、優秀なビジネスパーソンでありながら、ITの知識に乏しい方々とお会いしたことがきっかけです。
「この人たちがITの知識を身につけたらもっと素晴らしい成果が出せるのでは?」
と、お会いする度に感じていたので。
そんな折、本田直之さんの著書であるレバレッジシリーズを読んだところ、上記の思いと
「レバレッジリーディング」
「コントリビューションによる人脈作り」
が一本の線でつながったんです。


RSSの技術が現れて約10年。
これだけフィードのアイコンがWebには氾濫しているというのに、いわゆる「普通の人」にはほとんど認知すらされていないというのが実状ではないでしょうか。
だからと言って、我々PCオタクだけのものにしておくのはモッタイナイよ。
まだITをよく知らない誰かに、僕からできるコントリビューション(貢献)としてこうした知識やノウハウを提供していきたいものです。